第2のイベント発生 韓国男子の生態vol.2

前々回の記事の最後で予告した次のイベントのことについて詳細を続けていきたいと思います。

 

次のイベントとは何か、、ただの呑みだ!!何だまたかよって感じですがもう毎回こんな感じなんで許してください。。飲むことしかやることない、、だって田舎だもの。

しかし今回はただのバーではなくクラブ的なやつです。ノリが違います。皆さんクラブ行ったことありますか?私はこっちに来るまで行ったことなかったですよ。だってそんな性格じゃないから、、。

でも行かないわけにはいきません。だって彼に会いたいもの、、、ということで頑張ります。はあ、、想像しただけで吐き気するわ。。。

 

スタートは24時。もう不純な香りしかしません。とにかく1人では到底行けないので誰か仲間を集める必要があります。とりあえず一番仲の良い韓国人の友人にメッセージを送り、一緒に行くことに。あとは彼が行くかどうかを確認するだけです。ではどうやって確認するのか、、、直接メッセージを送る?それとも他の韓国人の友人にきいて遠回しに確認する?色々考えましたがもうそれよりもクラブに何を着ていくのかを考えるのに忙しくて思考が追いつきません。あーーーーもう不器用すぎて自分が嫌いになります。というか私踊れるのか??高校の体育の時、助六さんみたいと言われたこの私が(めちゃイケ知らない方ごめんなさい、、)ラテンミュージックに合わせて踊ることを想像しただけで笑えます、腹筋崩壊。

 

そうこうしている間に時間になりました。彼が来るかどうかは知りませんがとにかく他の友人たちと一緒に現地に行くことに。そしていざ着いてその場を見渡すと、想像していた通りの雰囲気!the外国のクラブ!金髪美女たちが妖艶な表情でグラス片手に踊っています。海外のティーンドラマと酷似したその光景を始めて生で目の当たりにして、恥ずかしいやら何やらよく分からない感情に揉まれ、御上りさん状態です。しかしいつまでもこうしてはいられません。幸いにも他のアジア人たちもその場の雰囲気に乗れていなかったので私は彼女たちに合わせて最初は呑むだけのみ、さりげなく彼を探しました。

しかし、、待てど暮らせど彼は現れません。私がさりげなく友人に彼は来るのかと尋ねると、何と、、来ないというではありませんか!何で!!詳しくきくと、疲れているから今日は1日家にこもって休んでいるという、、事前にきいとけばよかったーーー泣

もうここまで来ると私にはここにいる意味がありません。しょうがないので帰ることに、、聞くと私のフラットメイトも帰るというので私もその子達に続いて帰ることに。完全に頑張り損ですが、クラブに不慣れな姿を見られるよりかはマシだったかもしれません。

 

そして私は家に帰り、その後フラットメイトとともに呑み直し始めました。緊張から解かれ、私は部屋着すっぴん姿になりあぐらをかいて、ハイネケンをガブ飲みするという本来の姿に戻りました。あーーー快適! しかしそんな私に悲劇襲来。新たなミッション発生です。突如としてなりだす私の携帯。見ると日本人の友人からでした。出てみると何でも他のメンバーと別のバーで呑み直しているとのことで、しかも、、、!尋いてみるとそこに彼がいるというではありませんか、、!!何で、、泣 休んでるんじゃなかったんかいーーーー 行きたい!でもスッピン。おまけにコンタクトまで外してしまっている、、、最悪だ、、

しかし彼に会いたいという気持ちが私の背中を大きく押しました。再び出かける決意をした私は猛スピードで逆再生モードに突入。顔面をリセットし、服を着て、フラットメイトをひっ連れて皆が集まるバーへ直行しました。彼に会えるということだけで私の足は急速に動き出しました。そして改めて気づきます。ああ私は相当彼のことが気になっている。というかもうそんな領域を超えてかなり好きになっていると。

友人から教えられた場所に行くとそこには私が待ち望んでいた光景がありました。8人いた友人の中で彼はテーブルの端に座ってバーに入ってきた私を見つめ軽くハーイと声をかけてきました。

隣は空いていなかったものの私はフラットメイトとともに近くの席に座りました。呑み続けること1時間。しばらくすると何人かの友人が帰り始めました。時は2時すぎ。私は彼が帰るまで残ろうと決め、ゆっくりと自分のドリンクを呑み続けました。すると彼の隣の席が空きました。私はさりげなく自分の飲み物を持って彼のそばの席に移動しました。すると彼が私の飲んでいたものを指差し、ちょっと頂戴?といったような趣旨のことを言ってきました。

ハイハイハイ!!!もちろんイイですとも!むしろ大歓迎です。何でも彼はお酒好きなようで私の飲んでいたものが他の人とちょっと違っていたため気になったようです。嬉しそうに彼はグラスに口をつけ、喉を鳴らして飲みました。悶絶。失神しそうになるのをこらえて私は何とか自分の意識を保ちました。

そうしてその日は終了、、すると思いきや暫くして日本人の友人が私に、私が来る前に何を話していたのかを話し始めました。

 

「彼、彼女いるらしいよ」

 

その言葉だけが私の耳にこびりつきました。え?今なんて言った?

一番あって欲しくない現実が無装備な私に突然襲いかかってきました。さっきまであんなに幸せな気持ちしかなかったのに、、!何で一瞬でこんなに急降下してしまうのか、訳が分かりません。

しかし何はともあれ、ここで驚いたりしたら彼のことを好きなことがバレてしまいます。私はただ、あ、そうなんだ〜とだけ返しその場をやり過ごしました。

思考回路はショート寸前。胸はグチャグチャになり、頭は彼の彼女の姿をイメージし続けました。きっとイイ子なんだろうなあ、、色白でちっちゃくて細くて、、。もう泣きそうです。

そして私はまたフラットメイトと一緒に家路につきました。

行かなきゃよかったな、、今日は本当に最悪な日。午前3時の月明かりを浴びながら私は自分の気持ちを整理しようと必死にもがいていました。あしたは日曜日。長い一日が私を待っています。