いったいどうやって友達作ればいいの??留学が始まって一番最初に困ったこと

今回は私が留学するにあたって一番気にしていた、どうやって友達を作ればいいのかということについて触れたいと思います。

 

私は最初の時点で幸運にも共通の話題で盛り上がれる友人を発見しました。これは偶然と言ってしまえばそれまでなのですが、個人的に事前のある行動が功を奏したと思っています。それは、海外のドラマや映画をとにかく沢山観ることです。ドラマはHBOのものと韓国ドラマ、映画はmarvelシリーズのものを観ていました。

留学すると欧米人と仲良くなれると思っている方多いと思いますが、少なくとも私には出来ませんでした。ガンガン積極的に話しかけていくのがベストですが、普段自分の国にいて、そこまで出来ない人が急に積極的にいこうとしたら精神的にキツくなっておかしくなります。

そこで!私はまずアジア人の友人を作ろうと思いました。いまになって思うのですが、アジア人は精神的にものすごい支えになります。特に韓国人。生活習慣や文化が似ているのでなんとなく意思疎通が取れ、一緒に行動していて何かとラクです。ではここからが問題ですがアジア人と仲良くしようと思ったら、あなたならどうしますか?よく言われるのが日本の文化を紹介するというもの。でも正直この方法ってかなり厳しいと思うんです。特に相手がかなりの日本通でない限り日本の話だけで会話し続けることなんてできません。私は最初韓国人の女の子たちと話す機会がありましたが、その時に感じたことは日本のことを話すよりも自分が相手の国の文化についてツッこんだ方が話が弾むということでした。

韓国ドラマでこういうのを見たよ!というところから、そこで知った日本との違い、俳優さんから最近のトレンドまで話題は尽きることなく、2時間カタコトの英語で話し続けました。ドラマや映画のようにお互いにイメージが共有できていると言葉が不足していてもなんとなく意味が通じて無理なく話を続けることができるのでオススメです。ちなみにこの2時間で5人以上のアジア人の友達を作りました。仲良くなるとそこから一緒にランチ行こうよ!と誘われたり、友達の友達に紹介してもらえたりするので、無理なく知り合いを増やすことができます。時が経つとその流れで自然と欧米系の友人が芋づる式にできます。

次のステップはどうやってこの人たちと距離を縮めるかということです。正直アジアの人たちと違って共通の話題を見出しにくいというのが個人的な見解です。しかしここも映画とドラマの知識を使って乗り越えることができます。一つ実際に起きた出来事をあげると、私はプリズンブレイクというアメリカのドラマが大好きで、何回か見ていました。そこでは日本の折り紙で有名なツルが物語のキーを握るのですが、ヨーロッパ圏から来た学生と話していると以下のような流れでこのツルが出てきました。

その時は私と友人(日本人)で話していたのですが、流れで日本の文化?の話をしていました。私の友人が折り紙のツルの写真を見せた時、その学生が折り紙は知らないけど、その形は見たことある!プリズンブレイクで主人公が水路を確認する時に使ってたやつだよね?!と切り返してきました。(プリズンブレイクのはツルというより白鳥っぽい)私は正直折り紙の折り方はよくわからないのですが笑プリズンブレイクなら分かります。その後ドラマで見たワンシーンをはじめとして話を展開することに成功。しかし韓国人などと比べてお互いの文化にまで話をもっていくのはまだまだ難しいなというのを感じました。

ここまで書いてきて、他の国の友人を作るには(話を弾ませるためには)かなりの知識がいるということと、それなりに自分でも勉強しなければならないということを再発見しました。また、結局相手に面白いと思ってもらえないと次はないというところが、日本と違って友達付き合いの厳しい側面だと思います。ただ一緒にいるとか、一緒に行動するだけでは全く友人として認められないません。話しかける積極性よりも聞かれたことにどのように反応するか、どれくらい深いところまで話を掘り下げられるかそこが全てだと思います。これから留学する人、いま留学している人、友達作りしんどいなって思ったらまずは流行りの映画、ドラマをチェックしたり、自分の好きなことを海外のものと絡めたりして知識を増やすと周りの環境がちょっと違ってみえるかもしれません。もちろん無理せず自分のペースで。