アジア圏への語学留学って実際どうなの?

今回は昨今流行りの、アジア圏の国への語学留学(英語)について実体験を交えて書いていきたいと思います。

 

まず最初に語学留学とはなんなのか、簡単にいうと現地の語学学校に通って英語を勉強することです。期間は短いと1ヶ月とか長いと1年くらいのものもあります。以前はこのような語学留学もイギリス、アメリカ、オーストラリアなど英語圏の地域に行くのが一般的でした。

しかし最近ではアジアへの留学もよく取り上げられるようになりました。なぜか…?第一に挙げられるのは費用の安さです。先に挙げた英語圏の国とアジア圏の国では語学学校の学費や日々の生活にかかる費用がだいぶ違ってきます。アジアの中には物価が日本の3分の1くらいの国が存在するからです…。

でも英語勉強するのに非英語圏の国はちょっとどうなの…という意見もあります。そこらへんの事情を私の経験をもとにちょっと検証してみたいと思います。

 

私が留学(1ヶ月ちょい)したのはマレーシアのクアラルンプール。

公用語はマレー語です。

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現地の大学が管轄する語学学校に通っていたのですが、同じクラスの子は中国、韓国、中東地域からきた人たちが殆どでした。年齢は20代後半が多かったです。母国の大学に通っていて、学校のプログラムを利用してきている人もいればこちらの大学に留学していて、補足で英語のクラスに通っているという人もいました。

決して高いレベルのクラスではなかったのですが、驚いたことに周りのみんなは最初からスラスラ喋っていましたそれもかなり盛り上がっていて…ランチの際もみんなで同じところで食べていたのですが、お店の方もかなり流暢に英語を話していました。

しかしランチの後、午後の文法や読解中心の授業になった途端、隣にいたサウジboyの顔が曇り始めました。その時は練習問題を解いていたのですが、彼は私の肘をチョンチョンしてきて、ちっさい声でこう言いました

「その単語のスペル教えて…全然わかんないんだわ…」

え?あんたさっきまで英語でガンガン話してたじゃん!なんでわからんのや…てか文法問題も全然手つけてないじゃん…謎だ謎すぎる…

後々話を聞くと、なんでも話すのはいけるけど細かい文法問題までは…わからんのだよとの回答が。そして逆に言われてしまいました。

 

「僕にとっちゃyouの方が不思議だよ!なんであんなに文書読めたりリスニングはできるのに話す時は言葉がブツブツ切れるの?!」

 

それはこっちが聞きたいよと思いましたが…結局日本人に必要なのって会話練習なんですよね。受動的な処理はできるけど能動的に話すという作業が圧倒的に足りない。サウジboyが言うには、彼らは読み書きはあと、まずは話す練習から入るスタイルで勉強してきたそうです。うーん確かにそりゃ話せるようになるね。あとは中国の子から聞いた話だと、文法が英語と似てるから文章を組み立てて、話す言葉を頭の中に浮かべることはさほど難しいことではないようです。

このような話を聞いてからは自分は話せないんじゃなくてただの練習不足なんだと思えるようになり少し気が楽になりました。また、クラスの人たちに文法問題を教えたりすることで自然に話す機会もできて、仲良くなってoffの日に一緒に映画見たりして遊ぶようにもなりました。気付いたら1日中、なんとか英語しゃべってました!人見知りの自分では考えられないほど、下手したら日本にいる時より人と話してるんじゃないかと😂

 

…とここまで過去の自分を振り返ってみて、自分の語学力でわざわざ英語圏に行く必要があったかというと、なかったと思います。究極、日本でも英語の勉強はできるという意見もありますが、日本にいては英語を話す機会は自分で作らなければなりません。そこまでの積極性はあの時の自分にはありませんでした。だからマレーシアに行ってそのような機会が得られただけでも個人的には大きな収穫でしたし、帰国後に受けたIELTSのスピーキングが1ヶ月で1.5ポイント上がったので効果はあったと思います。

 

最後に、アジアへの英語留学?いいと思います!自分自身で努力する必要はあると思いますが、日本人同士で必要以上につるんだりない限り十分な効果が得られるのではないかと個人的には。英語圏でないからといって選択肢から外したり躊躇するのはとっても勿体ないですよ〜

 

長くなりましたが今回はここまで。

次回は交換留学について書きたいと思います!